妊娠から出産、育児まであひるの体験談を掲載

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 フリースタイル

 戦後から病院での医療介入の出産が奨励されてきました。そのため、医療スタッフが介助しやすいように、お産は分娩台での仰臥位と呼ばれる仰向けで両足を広げた状態で産む姿勢が主流でした。 その後、お産にとって本当に何が必要か、産婦さんにとって何が快適か、と見直す風潮が出てきてEBM()に基づくお産の医療介入が見直されるようになりました。

 その中のひとつに、フリースタイルがあります。

  フリースタイルとは、自由な体勢で産むことを言います。産婦さんが陣痛を逃しやすいような体勢で過ごしてもらったり、最後赤ちゃんが生むときにいきみやすい体勢、または過ごしやすい体勢で過ごしてもらうことです。私たちは得てして、TVやこれまでの教育の中で、お産といえば分娩台で仰向けでいきんで出産する、というイメージがインプットされているので、初めて聞く方、見る方は目からウロコの思いかも知れません。そして何か特別なことに聞こえるかもしれませんが、これはとても自然なことです。そして、とても楽なモノでした。陣痛は本当にしんどいもの、それなのに更にしんどい体勢を強要されたり、分娩台へ移動しなければいけなかったりなど、産婦さんに負担がかかります。陣痛は人それぞれで痛みを感じる場所やマッサージしたら楽になる場所は様々、そして楽な姿勢というのもひとそれぞれなのです。だから、こうしなければいけない、という既成概念を取り払えば、とても楽に過ごすことが出来るのです。

 ただ、「じゃあ自由にしてください」と言われても、どうしていいかよくわからないですよね。

  お勧めなのはフリースタイル出産のビデオを見ること。これはイメージしやすいです。あとは、フリースタイルが可能な施設では母親学級などでそのフリースタイルについて説明してくれることが多いので積極的に参加するといいと思います。あとは、どんな体勢があるのか知ること、そして、自分でいろんな体勢をとってみることで感覚としてイメージしやすくなります。また、パパが立ち会うときは、ママの体勢によってパパが支える方法やママにしてあげられること、お産の見える角度などが変わってきますので、パパも交えてイメトレしておくといいですね。

  また、お産の進み方によってしたほうがいい体勢やしないほうがいい体勢などもあるので、そこは助産師のアドバイスに沿ってその中でいろいろ自分の楽な体勢を探していくといいですね。

  それから覚えておいていただきたいのが、産婦さんにはしんどくて出来れば避けたい体勢でも、お産の進み方によっては分娩台で仰臥位で産むことが必要な状況があります。それは赤ちゃんや産婦さんの生命の危機がある緊急時です。産婦さんの快適さを大事にしたいのですが、やはり1番に優先されるのは生命の安全。その時は医療スタッフが指示しますので、その必要性を理解していただき速やかに協力することが必要になってきます。ただ、だからといって、思うようにお産が出来なかったと悲しまないでください。そのときに赤ちゃんにとってママがしてあげられる大事なことをしてあげられたのですから。